「どうして、いつも赤い服を着るの?」と聞くと、「トマトが赤いから」と答えていました。
その人はトマトが好きだから、いつも赤い服を着るそうです。
トマトが赤い事って、当たり前と思っていたけど、どういう仕組みで赤いのかな?
このような疑問をお持ちの方へ向けて、この記事を書きました。
この記事を書いている僕も実は、いつも赤い服を着ています。 なぜなら、トマトが好きだから。 そんな私が、トマトの「赤い」について解説します。
トマトの果実はなぜ赤い??
トマトと聞くと、赤色を想像する方が多いのではないでしょうか?
トマトが赤いのは、ただ目立ちたいだけではなく、ちゃんとした理由があるのです。
トマトの果実が赤いには「リコピン」の色素を持つから
リコピンは赤い色素です。
トマトの果実には、この色素を含んでいるから赤いのです。
では、赤い果実だとトマトにとって、どのようなメリットがあるのでしょう?
果実が赤いとトマトが繁殖しやすい
もとをたどれば、トマトは人間のために、自分の果実を赤くしたわけではなく、自分たちにメリットがあるからこのような特徴を持つようになったはずです。
この果実が赤いという特徴には、自然界の中でトマトが効率良く繁殖することにも、重要な役割をしています。
赤い色は波長が長く、遠くからでもよく目立ちます。
そうなることにより、トマトを食べる鳥類に、見つけてもらいやすく、トマトの種を遠い場所まで運んでもらえる機会が増えます。
トマトをはじめ、動植物は自然界の中で、生き延びて、子孫繁栄する事が最も重要な事です。
このミッション達成に、トマトが赤い事が役立てられている事がわかります。
このように、赤い色が遠くからでもよく目立つ事は、私たちの普段の生活のなかでも使用されております。
信号がわかりやすい例で、最も重要な「止まれ」を赤色にしているのは、遠くからでもよく目立つ色だからとされています。
トマトの赤い色素リコピンの機能性
前の項では、トマトが赤い事は、トマト自身にもメリットがある事を解説しました。
リコピンは、トマトを野菜として食べている私たち人間にも、栄養素の面で重要な働きをしています。
抗酸化作用がリコピンの大きな特徴(詳しく説明できないけど)
「リコピン」はトマトのイメージカラーの赤を、作る色素を作り、強力な抗酸化作用も持ちます。
リコピンの機能性についての記事は、他のサイトの方が詳しく、わかりやすく解説されています。
ですので、詳しく知りたい方は「リコピン 機能性」などのキーワードでググってみてください。汗
このブログでは、抗酸化の作用はおおまかに、どんな感じの働きかを説明します。
リコピンは人間の防錆(さび)剤
抗酸化は「抗+酸化」となり
「抗」は、防ぐ。
「酸化」は、酸素と化合して錆びる(さびる)。
今回はこのイメージをもって説明します。
人の体内には一定の割合で酸化力の強い活性酸素が発生しています。
この活性酸素が、体内の細胞を酸化させてしまうのです。
細胞を酸化させる事は、細胞を錆びさせてしまうともイメージできます。
細胞が錆びると、働きが悪くなり、生活習慣病等の発生につながってしまいます。
リコピンの抗酸化作用は、この細胞が錆びる働きを抑え、生活習慣病予防やアンチエイジングの効果を期待できます。
トマトの赤い色の種類は2種類ある
ここまでは、トマトの赤い色について解説してきました。
実は、トマトの「赤」には種類があるんです。
桃色種と紅色種
トマトの「赤」には2種類あります。
- 桃色種
- 紅色種
桃色種
・名前のとおりでピンク色に近い赤色の果実の種
・日本で流通している、生食用のトマトのほとんどがこの「桃色種」で「桃太郎」が代表品種
紅色種
・ソリッドな赤色の果実の種
・桃色種と見比べると、赤色の質の違いがわかりやすい
・ミニトマト、中玉トマト、調理用トマトのほとんどが、紅色種
赤い果実のメカニズム
トマトの果実の赤色には、2つの色の要素が関係しています。
- 果肉の色
- 果皮の色
さらに、
果肉の色には、
・赤
の2種類があり、
果皮の色には、
・黄色