トマトを栽培する時も、原産地と同じ環境にしたほうが良いといって、灌水をほとんどしない人もいますよね。
でも、イタリアとかヨーロッパの方が、原産地という人もいます。
トマトの原産地ってどこなんでしょうか?
このような疑問をお持ちの方へ向けて、この記事を書きました。
この記事を書いている僕は、北海道を中心に海外含め、17年間トマト栽培を行っております。
僕も原産地で自生しているトマトを、現地見たくて、2013年からトマト留学に行きました。
原産地で見るトマトは、アメージングです。
今回は、原産地に自生する原種トマトの写真を中心に、紹介します。
トマトの原産地はどこ?
「トマトの原産地は?」は質問すると、
南米アンデスか、ヨーロッパと答える方がほとんどです。
では、どちらなのでしょうか?
トマトの原産地は南米です
現在、私達が食べている野菜は種苗会社によって品種改良されているものがほとんどです。
その品種改良の元となっているものが、原種(野生種)と呼ばれるものであり、大きく9種類に分類されます。
世界中で改良されているトマトには、それらの遺伝子が使用されています。
トマトの原産地は、南米大陸のアンデス山脈がまたがる地域が主な場所とされており、
ペルー、エクアドル、コロンビア、チリなどが原産地となります。
トマトの原産地で生育する原種
2013年から2014年にかけて、南米のペルーに滞在して、いろいろな原種のトマトを探しました。
その一部を紹介します。
2014年に南米ペルーで出会った原種トマトたち
やばいっす、すごいっす、やっぱりトマト最高です。
トマトの原産地・南米ペルーでの原種の見つけ方
トマトの原産地ペルーで、原種のトマトを見たいと思っても、最初はどのように計画を立ててよいのか、迷ってしまうかもしれません。
ここでは、オススメの原種トマトツアーの予定の仕方をお伝えします。
最初はペルーに行くのがオススメ
すでに解説したように、トマトの原産地は、ペルー、エクアドル、コロンビア、チリが主な場所となります。
原種トマト探しの旅で、最初に訪れる国はペルーがオススメです。
原種トマトの自生地の情報はサイトで入手
トマトの原種を専門に、研究している機関「TGRC」がアメリカのカルフォルニア大学内にあります。
TGRCのサイトでは、過去に行われた原種トマトの情報が公開されており、自生地の情報もここで入手する事ができます。
自生地の情報が、対象の原種トマトの画像と共に公開されているので、お気に入りのトマトを狙い撃ちで、予定を立てるのも良いでしょう。
ただ、中には古い情報も含まれており、サイトの内容どおりの場所へ行っても、発見する事ができない事もあります。
現地での原種トマト探しは、登山ガイドに同行してもらいましょう
原種トマトの自生の特徴は、2000m前後の高地に生育していることです。そして、都市部などではなく、田舎の山奥に生育しています。
そのような、土地勘がまったくなく、人気も少ない場所に地元の人の同行なしで、行くのはいろいろリスクもありますので、ガイドをお願いする事が必要です。
オススメは、登山ガイドに同行してもらう事です。
ペルーは標高の高い山が多く、トレッキングのツアーも多く、登山ガイドに同行をお願いすることは、難しくはないです。
オススメのツアー会社は、
Go2Andesです。
こちらのガイドさんは、英語での案内もしてくれますし、
僕も過去の原種トマト探しの際に、同行をお願いしました。
山岳ガイドであり、原種トマトの知識もあるガイドさんがいます。
標高の高い場所を探したほうが、原種トマトを発見できる確率は上がりますので、高所のトレッキングに対応してくれるガイドに、同行してもらう事がオススメです。
以上、「トマトがあれば〜何でもできる!」が、座右の銘。
とまと家・中島がお届けしました。