【トマトの連作障害】を失敗の言い訳にするのはやめましょう【もっと大事な管理があります】

質問する人
そろそろ、今シーズンのトマトの栽培も終わります。
今のうちにできる、次作の栽培の準備もしようかなと思ってます。
畑の都合で、来年も同じ場所を使わないといけないです。
やっぱり連作障害が出ますよね?
最近は連作して作っているので、何だかうまく栽培できません。
連作しないといけない時の対策を教えてほしいです。

 

このような疑問をお持ちの方へ向けて、この記事を書きました。

 

この記事を書いている僕は、北海道を中心に海外含め、17年間トマト栽培を行っております。

 

僕も同じ畑で、栽培しなければいけない環境で、トマトを栽培しました。

3年続けて同じ場所で連作した経験もあります。

 

最初は、連作の害を気にしていたのですが、意外に影響って出ない事を知りました。

 

今回は、みんなが心配に思ってしまう、トマトの連作について解説します。

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トマトの連作障害の対策よりも大事な管理は?

トマトの連作障害の対策よりも大事な管理は?

自分の行ったトマトの栽培が、うまくいかない時に、連作障害を失敗の理由にするのは、けっこう役立ちます。

畑の都合は、自分でどうしようもできない事が多いからです。

連作障害が、栽培の技術がなくて失敗しても、自分と、周囲の人を納得させるオブラートになっていませんか?

 

連作障害の影響よりも、灌水、肥培管理のほうが絶対に大事です。

仮に、5〜6年続けて同じ畑でトマトを栽培しても、栽培技術のある人が管理すると、普通の栽培ができます。

いくら、連作の障害が出やすい場所で栽培していても、その条件を知らない人が、そこで栽培されているトマトを見て、「あぁ、連作障害が出てるねー」とは言わないと思います。

 

というか、気づけないから、言えないのです。

 

では、なぜ、その人は、連作障害の出やすい場所でも、普通の栽培ができるかというと、

それは、栽培技術があるからです。

 

適正な量の元肥を入れて、適期の苗を植えて、芽かきもわき芽が小さい時に行い、十分な水と追肥を行っているからです。

 

同じ畑でトマトを連作すると、確かに、少なからず生育に影響が出ると思いますが、その程度は、栽培技術でカバーできます。

 

毎年、自分のトマトが連作障害が出て、うまく栽培できないと思っている人は、連作の対策よりも、まずは、水と肥料など毎日行う栽培管理を適正にできているか、確認する事をオススメします。

 

 

 

それでもトマトの連作障害が気になる方へ

それでもトマトの連作障害が気になる方へ

連作障害の害は、きっと多くの人が思っているより、少ないと思います。

でも、その害はゼロではありません。対策をすればきっと効果がでます。

もう一度言いますが、日常の栽培管理のほうが絶対に大事です。

 

自分の栽培管理に自信がある方は、次のステップとして以下の記事を読んでください

 

確かに連作障害で収量が下がります

では、どの程度収量が下がるかというと、

「若干」です。

 

なんだか、めっちゃ曖昧で申し訳ないのですが、

実際、連作障害による収量の影響って、調べる事が難しいです。

 

連作となる畑の条件を作れても、栽培するたびに、天候も変わるし、定植する苗の質も変わるしというように、純粋に連作の影響を調べる事は、基本、無視げーです。

 

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具体的にはどのような影響がでる?

では、なぜ「若干」影響が出ると判断できるかというと、

正直雰囲気です。

 

僕も過去に連作3年目のハウスで、トマトを栽培した時がありました。

途中、これは連作が影響しているかな?と感じた時がありまして、

5、6段目の果実の太りが、弱いかなーと思った事です。

 

もちろん、別の管理の方法をしていれば、もっと良い栽培になっていたかもしれませんし、連作の影響とは断言できません。

ただ、これは連作によるものかなと感じました。

 

というように、連作の害って、注意して、注意して気づく事ができるかなー程度のものと、思っています。

 

 

連作障害はどのように起こるのか

連作障害は、土壌の中の状況が関係するものです。

そのため、大きく関係するのは、以下の2つです。

 

  • 土壌内の肥料のバランス
  • 土壌内の微生物のバランス

 

・土壌内の肥料のバランス

トマトやきゅうりなど、作物によって、好んで吸収する肥料と、少ししか吸収しないものがあります。

毎年同じ作物を栽培すると、その野菜が好む肥料が、多く減ってしまい、吸収しないもの残ってしまい、肥料分のバランスが崩れ生育に影響します。

 

 

・土壌内の微生物のバランス

微生物にも好む作物があり、同じ作物を連続して栽培すると、その作物を好む微生物が増えすぎてしまいます。

他の種類の微生物とのバランスが悪くなってしまい、生育に影響します。

 

もう少し、深掘りします。

 

例えば、微生物の種類を信号機の色で分けて、説明すると、

 

赤、青、黄色、3種類の微生物がいます。

トマトを栽培すると、トマトの根を好む赤の微生物が増えます。

赤が増えると、青、黄色が減ってしまいバランスが悪くなります。

 

そこで、翌年に、スイートコーンを栽培します。

スイートコーンの根を好む黄色の微生物が増え、赤、青が減ります。

 

この状態では、青の微生物が少ない状態です。

たとえば、青の微生物がきゅうりを好むのであれば、それを栽培すると、赤、青、黄色の微生物のバランスがとれる状態となります。

 

 

連作障害の対策

連作障害の対策のために、いろいろな土壌改良の資材が販売されていますが、ここでは、基本的な2つの方法について解説します。

 

輪作する

毎年、栽培する作物を変える事です。

 

この事で、作物による肥料の吸収、土壌内の微生物のバランスがとりやすくなります。

 

この時に注意があって、

同じ「科」の作物では効果が出にくいという事です。

たとえば、トマトとピーマン。

 

作物は違いますが、どちらも同じ「ナス科」です。

 

ですので、「ナス科」と「ウリ科」、「ナス科」と「アブラナ科」というように、「科」の単位で作物を変えます。

 

 

堆肥の利用

堆肥を施用すると、土壌内の微生物が増えます。

土壌内の微生物の絶対数が多いほど、バランスをとるために有利になります。

 

 

自分の栽培技術を信じましょう

トマトの栽培がうまくいかない時に、その原因を連作障害と決めつけてしまうと、その原因となる土壌の改良ばかりしてしまう事があります。

ただ、説明したとおり、連作障害が出やすい状況でも、栽培技術で対応できます。

 

まずは、トマトの基本的な栽培技術を大切に管理する事が大事です。

 

 

以上、「トマトがあれば〜何でもできる!」が、座右の銘。

とまと家・中島がお届けしました。

 

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