「トマトは何科でしょうか?」と、質問されたので、「はい、ナス科」と答えたら、その相手はなんと、
トマトはトマト科と言い出しました。
でも、トマトは圧倒的にナス科ですよね?
このような疑問をお持ちの方へ向けて、この記事を書きました。
この記事を書いている僕は、北海道を中心に海外含め、17年間トマト栽培を行っております。
トマトの分類については、興味があり、詳しく調べてみると、いろいろと発見があります。
今回は、その一部を紹介します。
トマトは何科の植物?
野菜の品種のカタログ等を見ると、種類を「○○科」と分けているのを見かけると思います。
もちろんトマトも、属している科があります。
トマトはナス科の植物です
トマトと同じナス科の代表的な、野菜をあげてみます。
- ナス
- ピーマン
- ジャガイモ
です。
トマトとナス、ピーマン、ジャガイモを比べてみると、野菜として利用する部分や、果実の特徴は大きく異なります。
ジャガイモは地下部を食べるし、ピーマンは果実の中がからっぽだし、ナスの果実の色は紫だしなどです。
でも、これらの作物で共通する部分があります。
お花です。
普段は気にする機会がないかもしれませんが、意識して見てみると結構似ています。
僕が考える、トマトと花が似ている野菜ランキングはこちらです。
2:ナス
3:ピーマン
というように、普段食べている果実は、似ていなくても、花を見比べてみると、同じ科に分類されているのも、うなずけると思います。
トマトは何科?何属?何種?
トマトはナスと同じ「科」に分類されていると解説しました。
ここでは、もう少し詳しく、トマトの分類について調べてみましょう。
トマトはほとんどナス?
「科」よりも細かく分類すると、「属」そして「種」を利用する事になります。
トマトを分類すると、
となります。
そしてナスを分類すると
となります。
トマトと、ナスは種が違うだけで、共通する点は多くあります。
ちなみに、
トマトの原産地は、南米が中心とされるのに対し、ナスの原産地はインドとされています。
こんなに、分類上は近い特徴とされるのに、原産地がこんなに遠く離れているのって、なんだか興味深いです。
ピーマンも、ジャガイモも原産地はトマトと同じ、南米が中心とされています。
以上、「トマトがあれば〜何でもできる!」が、座右の銘。
とまと家・中島がお届けしました。