苗を植えてから2週間経って、だいぶトマトの茎も伸びてきました。
支柱を用意して土に差し込んで、トマトと固定しているのですが、なんだか「ふわふわ」しちゃって、うまく固定できません…
プランターで栽培するときの、支柱に使い方のコツなどあれば教えてほしいです。
このような疑問をお持ちの方へ向けて、この記事を書きました。
この記事を書いている僕は、北海道を中心に海外含め、17年間トマト栽培を行っております。
過去にプランターを利用した栽培を行った経験もあります。
プランターと、支柱の資材を中心に利用して、トマトの誘引を行っていました。
その時の経験をもとに、プランター栽培の支柱の使用方法について解説します。
トマト栽培をプランターで行う時の支柱の【使い方】
園芸用の支柱には、さまざまな長さ、大きさがあり、ホームセンターやネット通販で、ほとんどの規格を準備する事が出来ます。
トマトのプランター栽培では、この支柱の資材がどのように使用できるのか、解説します。
支柱を使うのはトマトを固定するため(誘引するため)
ほとんどの場合で、トマト栽培は茎を固定して、上に向かって立体的に誘引して管理します。
プランターを使う栽培でも、トマトの誘引管理は必要です。
ハウスや畑で誘引する時は、支柱や、誘引紐や、専用の誘引資材を使う方法があります。
プランターの場合は、支柱を使用するのが一番簡単で行いやすいと思います。
そのため、プランターの栽培で支柱を使用するのは、トマトを誘引する目的となります。
支柱自体をしっかり固定することが大事
ハウスや畑で、支柱を利用する場合は、栽培床となる地面に、十分な深さをもって支柱を差し込めるので、トマトの誘引に耐える事のできる程度で、固定されます。
プランター内の培土に支柱を差し込むと、ある程度は固定されますが、トマトの茎が長くなり、果実の重さがかかってくると、それだけではしっかりトマトを固定することが難しくなります。
そこで、プランター以外の資材などを使って、支柱を固定する必要があります。
オススメの方法は、
この資材は、よく道路の工事現場や、人の出入りを制限するのに使用される資材です。 どこかで目にする事も少なくないですね。 どちらも、ホームセンター、ネット通販で購入できます。 バリケード資材は、もともと単管パイプと、セットで使用するように設計されており、固定用の金具も取り付けられています。
設置の方法は、上の図を参考にしてください。
バリケード資材と、単管パイプを組んだ状態を基準として、2本の単管パイプに、プランターに差し込んだ支柱を固定します。
パイプと、支柱の固定は、紐やバンドや、大きめの結束バンドなどでもOKです。
バリケード資材は、端でなくても、パイプの中であればどこでも移動出来ますし、 単管パイプもジョイント資材を使うと簡単に、延長できますので、栽培の現場に応じて調整できます。
単管パイプの長さを調整する事で、場所の広さを選ばずに、設置できるのでオススメの方法です。
支柱とトマトを固定するのは、葉3枚ごとを目安に
支柱とトマトの茎の固定は、葉3枚ごとを基準にすると良いと思います。
1段目の花房以降は、葉3枚ごとに花房ができますので、花の位置も基準になります。
ただ、花房にひっかかるように、誘引するのは避けた方が良いです。
株の重さが、花房にかかって折れる事もあるからです。
葉の付けにひっかかるように、誘引するのがオススメです。
固定するのに使用する資材は、ひも、結束バンドなどでもOKです。
トマト栽培をプランターで行う時の支柱の【選び方】
ネット通販で、支柱を扱っているサイトなどで、いろいろな、長さや太さのものを見る事ができます。
ここでは、プランター栽培で利用しやすい支柱の大きさについて解説します。
オススメの支柱の規格は1800×16mm
の規格がオススメです。
プランターで使用する場合は、地面に差し込むための深さが必要ありません。
なので、支柱の長さがそのまま、誘引に利用できる長さとなります。
1.8mの高さがあれば、2ヶ月間程度、6〜7段分の収穫が可能となり、十分トマト栽培を行えます。
支柱の太さにも、いくつか規格があります。
16mmが一番使いやすいのではと思います。
お手軽栽培のオススメ支柱の規格は1500×16mm
マンションのベランダ等で、プランターの栽培を行う場合も多いと思います。
さきほどオススメした、1,800mmの規格だと、ちょっと窮屈になってしまうという場合は、サイズダウンをして、
長さ1,500mmの規格がオススメです。
もちろん誘引できる長さは、短くなりますが、取り回しは楽になります。
栽培する場所に応じて、最適の規格をみつけてください。